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「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」の大手3社の利用実態
先日、仕事関係で仲良くしていただいていた方が、親の後を継がなければいけないという理由で会社を辞めて実家に帰るということで、ささやかな送別会が開かれました。
もちろんお誘いをいただいて参加してきたのですが、そこで独身男性5人が何やら「とある話」で盛り上がっていました。
気になったので、お酒を注ぐテイでそのテーブルに入り込み、話の中に加わってみました。
そこでの「とある話」というのは、今流行りのマッチングアプリの話でした。
一人の男性が、マッチングアプリを複数使っていて、けっこうな人数と出会っているという話がみんなの注目を集め、彼の話を聞こうと盛り上がってたのです。
話を聞いていくうちで、私が驚いたのはその彼を含めて5人の男性のうち3人がマッチングアプリを使って恋活・婚活をしていることが判明したことです。
確かに最近マッチングアプリを利用している人が多いのですが、こんな身近なところで、しかも僅か5人集まっているだけなのに。
マッチングアプリの普及のすごさを、あらためて知ることになったのです。
そこで、実際の実情をもっと知りたいと思い、色々と検索してみるとまさに現在のマッチングアプリの実情を調査した資料がありましたので、ここで紹介したいと思います。
マッチングアプリの利用実態を調べる〜440人に男女調査から
最近、男女の出会いの手段として認知されてきたように言われているマッチングアプリですが、実際のところはどうなんでしょうか?
比較的若い世代では一般化しているように思える一方で、気にはなっているけど、利用するのにちょっとまだ抵抗が・・・という人も多いようです。
そんなまだ利用するのに躊躇っている人にも参考になるような調査を行ったのが、株式会社ゼネラルリンクが運営する「tricoi(トリコイ)」です。
数あるマッチングアプリの中でも人気が高い「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」の3社のの利用経験者の男女440名にネット調査した結果がまとめられています。
マッチングアプリで出会える確率は?
お金はどれくらいかかる?
おすすめのマッチングアプリは?
など、マッチングアプリを利用する際に気になる事を調査していて、利用する際の参考になりそうです。
マッチングアプリ「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」を比較
「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」といえば、マッチングアプリの中でも大手で、高い人気を誇っていますが、まずは各アプリの特徴の比較です。
登録人数や料金、特徴の概略
ペアーズ | Omiai | with | |
登録人数 | 1000万人以上 | 300万人 | 100万人 |
女性料金(1か月) | 基本無料(※) | 無料 | 無料 |
男性料金(1か月) | 3,590円~ | 3,980円~ | 3,600円~ |
マッチングの特徴 | 趣味に合わせたコミュニティ | 条件によるタグ仕分け | 心理テストでの相性診断 |
※ペアーズは有料2,990円~もあります。
大切なセキュリティ(安全面)では各マッチングアプリとも公的書類を必要としていて、本人確認を行なっています。また、監視体制も24時間365日なので心配する必要は要りません。
「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」どのマッチングアプリも、アプリ上で相手を閲覧できて、気に入った人がいたら「いいね」を送るのが出会いのファーストステップとなります。
その「いいね」を送る数というのが決まっているのがマッチングアプリでは一般的ですが、「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」3社とも月間30回と同じに設定されています。
また、女性は基本無料になっているのが普通で、男性は費用がかかります。
男性にとっては「何で男性だけ?」となるところですが、費用がかかることによって、極力不純な男性会員を排除することになるからです。
よって、男性会員の料金が高いほど、真剣な男性が多くなるということが言えると思います。
マッチングアプリで出会える確率は?
調査の結果を見ると、女性より男性の方が出会った数は多いようです。
ただ、「ペアーズ(Pairs)」や「with」のデータを見てみると、「結婚した」や「付き合った」というのは男性より女性の方が多くなっています。
「ペアーズ(Pairs)」では、女性の29%が、「with」では女性の21%がお付き合いや結婚に進展しているようです。
女性の場合、アプリ登録後に出会いがなかった人は2割程度で、お付き合いや結婚に発展する確率は2~3割という結果になっています。
マッチングアプリを利用する目的は?
マッチングアプリを利用する目的は、当然「恋活」や「婚活」になるのですが、「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」の各マッチングアプリによって、若干の違いがあるようです。
アプリ利用の目的は何ですか?
ペアーズ | Omiai | with | |
【女性】 | 恋活52.0%/婚活30.9%/遊びたい17.1% | 恋活53.7%/婚活42.7%/遊びたい3.6% | 恋活60.4%/婚活24.1%/遊びたい15.5% |
【男性】 | 恋活49.4%/婚活19.3%/遊びたい31.3% | 恋活49.1%/婚活21.8%/遊びたい29.1% | 恋活48.9%/婚活26.7%/遊びたい24.4% |
目的が恋活なら女性はwith、男性はペアーズ(Pairs)、
婚活したいなら女性は「Omiai」、男性は「with」、
遊びたいなら男女共ペアーズ(Pairs)となるのでしょうか。
マッチングアプリ別、出会った人の特徴
では、マッチングアプリの利用者は、どんな相手と出会えたのでしょうか?
先に記した私の知り合いの男性は、のべ20人くらいと会えたそうですが、現状についてはそれ以上は話してくれませんでした。
多分、うまくいってないのでしょうね😁
脱線しましたが、本題に戻りますね。
調査では、「ペアーズ(Pairs)」「Omiai」「with」それぞれ出会った人の特徴を比較しています。
マッチングアプリによって利用者層なども異なるようで、なかなか興味深いですね。
ペアーズ | Omiai | with |
優しい 27.0% | 優しい 25.8% | 優しい 28.2% |
普通 24.7% | 普通 23.3% | 普通 23.2% |
イケメン 10.1% | イケメン 10.4% | オシャレ 9.9% |
オシャレ 10.1% | 高収入 10.4% | イケメン 8.8% |
高収入 7.3% | オシャレ 7.4% | 高収入 8.8% |
詐欺写メ 6.2% | ダサい 6.7% | 詐欺写メ 7.7% |
チャラい 5.6% | 詐欺写メ 6.1% | チャラい 7.2% |
ダサい 5.1% | 陰キャ 5.5% | 陰キャ 4.4% |
陰キャ 3.9% | チャラい 4.3% | ダサい 1.7% |
まずは男性について・・・
出会えた男性で最も多かった特徴は、どのマッチングアプリも「優しい」で3割弱。
次いで「普通」が2割程度となっています。
年齢でいうとどのマッチングアプリも20代後半の男性が多いのですが、「ペアーズ(Pairs)」と「with」が24歳以下も多いのに比べ、「Omiai」は30代前半も多いという特徴があるようです。
男性に対して「イケメン」や「高収入」を狙っている人は、どのマッチングアプリでも10%程度と倍率は高めで、この10%に多くの女性が集まるために、競争率は高いと思われます。
「チャラい」「詐欺写メ」タイプなどと出会っている人はごく少数で、無駄な時間を過ごしたのではないでしょうか。
では女性の特徴は・・・
出会えた女性の特徴は、「かわいい系」が圧倒的に多く、3つのマッチングアプリとも3割を占めています。
出会えた女性の年齢層は「20代後半」が4割以上、「30代前半」が2~3割と、察するにマッチングアプリはアラサー女性の利用が多いようですね。
マッチングアプリで出会った相手と何回会いましたか?
女性がマッチングアプリで男性に出会って、その後その男性と会った回数を質問した結果も記されています。
■出会ったあと何回会った?(女性回答)
【ペアーズ】]回きり54.0%、デートを重ねた24.0%、付き合った22.0%
【Omiai】1回きり73.3%、デートを重ねた20.0%、付き合った6.7%
【with】1回きり55.0%、デートを重ねた31.0%、付き合った14.0%
また、その相手と結婚したい?その相手と結婚した?という質問では、
【ペアーズ】No 79.0%、Yes 11.0%、結婚した 10.0%
【Omiai】No 87.7%、Yes 6.7%、結婚した 5.6%
【with】No 90.0%、Yes 9.0%、結婚した 1.0%
デートを重ねたり、つきあったり、結婚した人数が多いのは、ペアーズでのようですね。
ちなみにマッチングアプリは、1回会って相性があわなければ別の相手に切り替えるという人が多いので、「1回きり」はどうしても多くなります。
出会いの回数が増える分だけ結婚に近づく説
マッチングアプリの実態の一部がわかったのですが、やはりマッチングアプリを利用すると出会いの機会が増えることが確実です。
当たり前のことですが、恋活や婚活を真剣に考えるなら、出会いの数は多いに越したことはないようです。
出会いの数が多ければそれだけお付き合いになる可能性も高く、その後うまく続けば結婚まで事が運びます。
マッチングアプリが浸透してきて市民権を獲得してきている今、まだ抵抗があるといって出会いの機会を逃しているのは時間が勿体無いかも知れません。
ちなみに、マッチングアプリの利用で一番気になる人が多かった「サクラ・業者・ヤリモクがいないのか?」という問題ですが、今回の「tricoi(トリコイ)」の調査によると、6割以上が無かったと答えておられます。
まぁ、完全に排除するのは難しいのかも知れませんが、大手が運営しているマッチングアプリなら、あまり心配する必要はないでしょう。
今後ますますマッチングアプリの利用者は増えるでしょうから、まだ利用を躊躇っている人、特に女性のあなた、無料で利用できるので、まずは登録してみたらと思います。
※※「ヤリモク」(恋愛や結婚が目当てではなく、体のみを目当てにする人のこと)
「tricoi(トリコイ)」調査概要
・調査日:2020年1月16日~1月18日
・調査方法:インターネットによる調査
・調査人数:444人
・調査対象:マッチングアプリを使ったことがある男女
・調査主体:インターネットによる自社調査【トリコイ調べ】
※文・データ参照:「tricoi(トリコイ)」NewsRelease