マッチングアプリなどで知り合った相手とデートすることになった婚活中のあなた。
当日の服装はどうしようかなぁ?
何処へ行こうか?何をしようか?食事はどうしようか?
などなどデートプランを考える時間は、期待と不安が入り混じった特別な時間ですね。
特に男性の場合はデートプランをしっかりたてておかないと、「頼りない人」と思われるのではと、心配する人も多いはず。
なかでもよくある不安事は、デート時のお金の支払いに関しての心配事。
男性が全部おごるべきのか、それとも男女割り勘にするべきのか?。
“男なら全額自分持ちでエスコートしなければ”と思う人もいれば、“いやいやまだそんなに親しい間柄ではないので、ここは割り勘で”という人もいると思います。
もちろんお金に十分な余裕があるのなら、そんな心配しなくてもカッコよく“おごる”というのが理想かもしれませんが、そこは人ぞれぞれ考えがあってのこと。
女性の場合も、はなから“おごってもらう”というのも“厚かましい”と思われるのではと考えたり、“男性のペースにのまれるよりは、割り勘で対等の立場にしておきたい”と考える人もおられます。
おごるのか、割り勘にするのか、ちょっと頭を悩ます課題ですね。
そこで、参考になる資料があったので紹介したいと思います。
恋愛総合データバンク「相席屋LABO」が20~39歳の独身の社会人男女824人を対象に「2020年春版・デートでのおごり・おごられに対する希望」に関する調査を実施しました。
おごる・おごられるについて、皆さんどう思っているのか?
この資料から一般的な傾向がわかると思いますので、あなたの参考にしてみてはどうでしょうか。
この記事のもくじ
2020年春版デートでのおごり・おごられに対する希望調査
知り合っていざデートする時の不安点・・・デート費用の支払いについて多くの人はどう考えているのでしょうか?
「あなたは、付き合う前のデートで支払いを「どうしたい」ですか?」
という設問の回答では、男女共意外な回答結果になっています。
男性の回答
「全額支払いたい」「多めに支払いたい」・・・58%
女性の回答
「全額おごられたい」・・・14%
「割り勘を希望する」・・・56%
という回答結果になっています。
この数字を見てどう思いますか?
筆者は非常に意外に感じました。
男性の「おごりたい」が58%というのは、「少ないなぁ」と感じましたし、女性の割り勘がいいという人が56%で半数以上というのはもっと低いと想像していました。
婚活サイトの体験談などで、「おごり」を要求する女性のエピソードなどがよく見られますが、実際には、
「多数のおごりたい男性 vs多数の割り勘でいいと思っている女性」
の組み合わせが多いのですね。
さらに、男性は
「付き合ってからのデートで全額、または多めに支払いたい」・・・67%。
「釣った魚にエサをやらない」男性は少数派で、むしろ付き合ってからの方がおごる男性が増えていますね。
また、女性で
「少しおごってほしい」「全額相手におごってほしい」
の設問では20代女性が・・・45.7%
30代女性が・・・40.3%
と20代女性の方が30代女性よりも少し“おごられ志向”が高いようです。
男性の場合、「おごりたい」という人がもっと多いと思っていたので意外でしたが、最近の20代〜30代の男性は「カッコつける」よりも現実的なのでしょうかね。
しかも付き合いが始まってから、なおいっそう多めに支払いたいという人が増えているのも意外で、「釣った魚にエサをやる」時代になっているんですね。
20代の女性に“おごられ志向”があるのは、経済的な事情があるのでしょう。
男性には、そこは“可愛いところ”と目を瞑ってもらいたいものです。
おごり・おごられに関する男女それぞれの深層心理
デート費用のおごり・おごられについての希望がわかったところで、アンケートではさらに支払いについて男女の深層心理についても記されています。
まず最初に男女平等についての価値観を調べたところ
「男女平等をめざすべきだ」・・・77%
と最多になり、男性優位を求める方は11.2%に留まりました。
ところが男性への質問で
「デートで多めに女性から払われたとき、どう思うか」
と聞いたところ、約3人に1人が
「うれしい反面、嫌われるかもとモヤモヤしてしまう」または
「男性が支払うべきだと感じ、自分を許せない」
と答えています。
77%が男女平等を支持していても、この場合は「男として」の考え方が出て、多く支払おうとする男性の深層心理が出てくるようですね。
では女性の場合はどうでしょうか?
「デートで彼より多く支払うことになった場合に感じること」
を質問したところ
「許せない。もう彼とはデートしたくない」
「気にしないとは言いつつも、モヤモヤしてしまう」
という回答が48%でした。
2人に1人の女性は男性より多くの額をデートで支払うことに、抵抗があるようです。
とはいえ女性の43%は
「お金を持っている方が支払えばいい。気にしない」
さらに7%の女性が
「女性もおごるべき」
と答えています。
男性が“おごられ志向”の女性から嫌われるのを恐れて、あるいは愛情表現から多く支払う一方、女性は男性が想像する以上に割り勘や女性からのおごりを許容しているようです。
男性が不安に思っているとは裏腹に、女性はあまり“おごり・おごられ”を気にしていないものなのですね。
“おごり・おごられ”不安の解決方法
“おごり・おごられ”に関して一般的な傾向はわかりましたが、実際のところは、何度かデートを重ねていくうちに分かり合えてくる事のようです。
そこで“おごり・おごられ”の不安を合理的に解決する方法として提案されているのが、あらかじめデート費用がわかっているデートをするということです。
「今日のデートの費用は◯◯円」
「1人◯◯円ずつね!」
という感じでなら、そんなに気を使うこともないのかも知れません。
その証拠に、アンケートの質問で
「男女の支払額がハッキリしているデートスポットに行きたいか」・・・37.4%
約4割の人が興味を持っていると答えています。
さらに支払いたいデートの予算を聞いたところ、
男性・・・6000円(相手の分を合わせて)
女性・・・2000円
との回答が最も多かったようです。
男性が多めに支払うケースで想定すると2人で8,000円、割り勘派は2人で4,000円が理想のデート予算でした。
8000円と4000円では大きな違いですが、この金額を目安にデートを組み立てることも考えてみるのも一考の価値ありですね。
おごり・おごられ、それとも割り勘?はっきりした態度で!
以上、デート費用のおごり・おごられに関することを記してきましたが、結論を言うと「余裕のある方が出したら良い」のではないでしょうか。
おごれる時はおごって、お金に余裕がないときは割り勘で。
でも、長く付き合っている場合はそうなると思いますが、最初の頃は難しいですかね。
割り勘にする場合は、最初に「割り勘でいこう」と言った方がいいですね。
女性にとっても、最初からおごられるのは抵抗あると思いますし。
でも、できることなら男性の方が少し多めに払ってあげた方が、何かといいような気がします。
男性が一番やっていけないのは、ボソボソ、うじうじなど中途半端な態度を見せること。
「割り勘にするならする、自分で出すなら出す」はっきりすることです。
まとめますと、
「デートの初期は割り勘で、それでも男性は少し多めに」
これがベストじゃないでしょうか。
※記事参照:株式会社セクションエイト/NewsRelease
【調査概要】
・調査時期:2020年2月21日(金)~22日(土)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:全国の20歳~39歳の独身の社会人男女824名