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義理チョコ、本命チョコに加えて“あわよくばチョコ”が仲間入り!
2月14日は恒例のバレンタイン・デー。
バレンタイン・デーと言えば定番のチョコレートのプレゼントです。
チョコを販売する業界にとっては年に1度のビッグイベントで、例年あれこれ工夫した販売方法で売り場を派手に輝かせてくれます。
好きな人に気持ちを伝える「本命チョコ」や、いつの間にか慣例化した「義理チョコ」など、バレンタイン・デーには独自の言葉も定着しています。
そして令和になって初めて迎えるバレンタイン・デーに、また1ワード・・・チョコに関する新しい言葉が加わりそうです。
本命でも義理でもない“あわよくばチョコ”が流行の兆し!
このたび未婚男女のマーケティング研究機関『恋愛婚活ラボ』からリリースされた調査結果によりますと・・・
今シーズンは、“本命チョコ”でも“義理チョコ”でもない、新たな選択肢となる“あわよくばチョコ”を渡す人が増えるとの事です。
“あわよくばチョコ” ?? っていったいどんなチョコなんでしょう?
令和の主役になるバレンタインチョコは“あわよくばチョコ”?
“あわよくばチョコ”というのは、女性にとってなかなか都合の良いチョコのようです。
本命でも義理でもないけれど、嫌いじゃなくどちらかと言えば好意を持っている、あるいは好意を感じているという相手に渡すのが“あわよくばチョコ”なのです。
“あわよくばチョコ”誕生の背景には、今の婚活・恋活女性には、マッチングアプリやオンライン結婚相談所、街コンなど、男性と出会うための手段が増えているという要因があります。
そのため恋愛対象になる男性が複数人いるといったような状況の女性も多くなってきています。
そこで女性は「本命じゃないけれども、義理でもない相手」との関係を発展させるために、バレンタインを良い機会として、複数の男性にチョコを渡して相手の反応をみるのだそうです。
チョコを渡した相手が“あわよくば”好意をもってくれれば「ラッキー!」ということから“あわよくばチョコ”というワードが生まれました。
餌をそこら中に巻いて、運よく引っかかってくればということなんですね。
婚活に必死な男性には、なにやら面白くない話かも知れませんね。
でも、令和になって初のバレンタイン・デーはこの“あわよくばチョコ”が蔓延するかも知れません。
そのへんのところを今回の『恋愛婚活ラボ』の調査では裏付けているようです。
実は「6割以上の女性」が“あわよくばチョコ”をあげたことがあると回答
この調査では、未婚女性100人にアンケートを取っているのですが、実は約6割以上(64%)の女性が“あわよくばチョコ”をあげた事があると回答してるのです。
「とりあえず好意を伝えたいと思ったので、バレンタインを利用しました(20代後半女性)」
「いい感じになれたらラッキーなので、あわよくばという気持ちであげたことがあります(30代前半女性)」
というのが主な理由のようです。
本命チョコは「3,000円以上」の価格帯、「3〜4粒入りの高級チョコ」が主流
では、本命チョコにはみんなどれくらいの金額をかけているのでしょうか?
結果は
50%以上が3,000円以上(3,000~5,000円:45%)
5,000円以上:11%)
と回答。
さらに48%が「デパートなどで販売されている高級菓子・チョコ」を選ぶんだそうです。
菓子やチョコ以外を贈るという人は、「服」「ネクタイ」「お酒」という回答でした。
本命の相手であったとしても、「恋人」か「恋人ではない」かで、贈る品物も異なるようです。
恋人ではない(恋人になる前)」相手に、チョコ以外の品物を贈ると「重すぎてしまう」と懸念する声もみられたようです。
義理チョコには、もちろんあまり高いチョコをあげる人は少なく、ほとんどが3000円以下(93%)になります。
しかも当然ですが、ほとんどがスーパーなどで手に入るような市販のチョコになります。
実は本命チョコでもそんなに手間暇をかけたくないという女性も多く、義理チョコに関してはいっそう簡単に済ますという人が多く、至極当然のことだと納得してしまいますね。
“あわよくばチョコ”は「3,000円~5,000円」の価格帯。好意の度合いで内容が変わる
それでは、“あわよくばチョコ”にはどれぐらいのチョコを用意するのでしょうか?
56%が「0円~3,000円」
36%が「3,000円~5,000円」
という結果です。
さらに、「どんな“あわよくばチョコ”をあげるか?」となると、
「市販の菓子・チョコ」を選択した人が50%。
「デパートなどの高級菓子・チョコ」を選択した人が42%。
という回答です。
価格でいえば、“あわよくばチョコ”は“本命チョコ”と“義理チョコ”の両方をカバーしていて、相手に対する好意の度合いによって、高級寄りか、市販寄りかが判断されているみたいです。
「せっかくの季節イベントにのっかりたいし、あわよくば良い関係になれたら」(20代前半女性)
というコメントが多く見られ、告白ではないけれども、あわよくばその男性と親密になり、好感度をあげられるかもしれないという狙いがあるようです。
“あわよくばチョコ”が手頃な価格帯なのは、好意的に受け取ってもらえなかったときのリスクを最小限にしておきたい理由があるようです。
さらに、チョコを渡すことで好感度を上げるという意図もあります。
非常に戦略的にバレンタインを活用する女性が増えているようです。
あなたも“あわよくばチョコ”?・・・どれで攻めますか?
以上のようなことから、“あわよくばチョコ”には非常に考えられた戦略が隠れているのですが、チョコをいただける殿方は、ほとんどそこに気がついていません。
“あわよくばチョコ”をもらった男性は、まず他にも同じようにチョコをもらっている男性が複数人いるということを頭に入れておいて下さい。
そして、その女性に好意を持っているなら、できるだけ早くアプローチしなければいけません。
そうでないと、他の男性に先を越されることは目に見えてますよ。
そんなことを考えながら、令和になって初のバレンタイン・デー。
多くの男女に「幸」が訪れれば良いのですが、あなたは“本命チョコ”“義理チョコ”それとも“あわよくばチョコ”、どれでいきますか?
参照:恋愛婚活ラボのご紹介
株式会社Parasolが運営する、イマドキの未婚男女に特化したマーケティング機関。
恋愛や婚活に悩める未婚男女のリアルな本音を調査し、彼らが抱える課題を紐解き、幸せな恋愛・結婚をするための一助を担う。
所長:伊藤 早紀(株式会社Parasol)
ホームページ:https://renai-konkatsulab.com/
※記事・データ参照:株式会社 Parasol News Release