わが国に新型コロナウイルスの感染が拡まって約1年が経ちますが、今だ終焉は遠く、緊急事態宣言が継続されるなど、人々の生活に大きな変化をもたらしています。
不要不急の外出の自粛は当然のこと、レストランや居酒屋、バーなどへの営業時間の時短要請や、複数人での飲食利用制限など、飲食業界の深刻さは毎日のようにニュースで報道されています。
仕事はテレワークに切り替わり、学校もオンライン授業でリモート化するなど、全体的に人と直接関わる機会が大きく減少しています。
婚活や恋愛市場においても、人と直接会うことを避け、職場での飲み会や合コン、婚活パーティーなどのリアルな場の出会いの機会は大きく減少しました。
業界では、ほとんどのサービスがオンライン・サービスを導入し、マッチングアプリの市場も拡大しています。
そんな中、恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」を運営する株式会社ネットマーケティングでは、「Omiai」アプリを利用するユーザーにコロナ禍での、婚活や恋愛の意識・行動の変化についてアンケート調査を実施しました。
この度、その結果が発表されましたので、ここで紹介いたします。
この記事のもくじ
恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」の独自アンケート概要
コロナ禍の影響は、人と人のリアルな出会いの場を完全に減少させていて、合コンや友達の紹介などコミュニケーションできる機会がかなり少なくなりました。
一方、心理面では、以前よりもパートナーが欲しいと考える方が増えているようです。
特に女性を中心に、自宅でも恋愛・婚活を進められるマッチングアプリ利用につながりました。
これまで、まだ一般的でなかったマッチングアプリですが、浸透も進み、実際に利用している方は、以前より利用頻度が高まり、満足度も比較的高いことがわかりました。
アンケートのサマリー
(1)8割以上(5人に4人)の女性が、恋愛の出会いにおいて変化を感じている
(2)6割以上の女性が、以前よりパートナーを欲しいと思い、約半数はマッチングアプリの利用頻度が増えた
(3)マッチングアプリ利用女性の6割は満足と回答、主な理由は「普段会えない人と出会えた」「いい人と出会えた」
8割以上(5人に4人)の女性が、恋愛の出会いにおいて変化を感じている
Omiaiを利用する女性ユーザー(n=409)へ恋愛における出会いの機会に関してコロナ禍の影響の変化を聞いたところ、
81%が「変化を感じる」
と男性よりも変化を大きく感じていることがわかりました。
女性に、具体的な変化について聞いたところ
「人と直接会うことのハードルが上がった」(79%)、
「外出がしづらくなった」(78%)
「リアルな出会いの場が減った」(70%)
という意見が男性よりも強い傾向がありました。
コロナ禍の影響で物理的に外出できないことから、恋愛における出会いの機会に変化を与えていることがわかりました。
6割以上の女性が、コロナの感染拡大前と比べてパートナーを欲しいと思うようになった
恋愛の出会いにおいて8割が変化を感じている女性ですが、パートナーが欲しいという気持ちについて聞いたところ、
コロナの感染拡大以前と比較すると
「女性のみならず、男性も6割以上がパートナーを欲しい」
と思う気持ちが強まっており、男女差は見受けられませんでした。
2 約半数の女性は、マッチングアプリの利用頻度が増えた
パートナーを欲しいという気持ちは男女差がありませんでしたが、マッチングアプリの利用頻度を聞いたところ、
女性の47%が「増えた」
と回答、
およそ「2人に1人」
がコロナ禍をきっかけにマッチングアプリへの利用意向が増したということがわかりました。
また、男性よりも女性の方が積極的に行動しているようです。
マッチングアプリ利用女性の6割は満足と回答、主な理由は「普段会えない人と出会えた」「いい人と出会えた」
Omiai利用者に対する満足度の質問では、女性の60%が「満足」と回答しました。
満足度の内容は
「普段会えない人に会えた」
「いい人と会えた」
などが最も強い理由でした。
普段はつながりもなく、会うことのない方との出会いの機会を提供できるマッチングアプリの特性を反映する結果となっています。
また、16%の方は実際に
「いい人と出会えた」
という趣旨の回答をしています。
少数ですが、
「コロナ禍でも出会えるため、時代にあっている」
など、現在の状況ならではの回答が見受けられます。
マッチングアプリの利用とコロナの影響に関するアンケート
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年12月25日(金)?2021年1月3日(日)
調査対象:全国のOmiaiを利用するユーザー
有効回答数:N=1,364
Omiai編集部によるアンケート調査の総評
2020年はコロナ禍の影響を受け、恋愛・婚活市場も大きく変化しました。
市場全体でみると、リアルな場での出会いの機会の減少や、人と会う心理的な抵抗感など昨年1月時点では想像できない1年となりました。
出会いの機会の減少は少子化など深刻な社会問題につながるため、中長期に考えると影響は小さくありません。
一方、個人に目を向けると、物理的に人と会えない状況で、自宅で一人にて過ごすことが増え、寂しさが強まるなど心理的な変化が起きました。
結果、出会いの機会が減っている状況のなか、パートナーを以前よりも欲しいと考える方が増え、マッチングアプリの利用頻度が増えたと考えます。
特に女性は、この状況においても環境変化に対応し、マッチングアプリという新たな方法にて積極的に出会いの機会につなげています。
リアルな出会いの機会が減っているコロナ禍でも、マッチングアプリというデジタルな出会いの機会は増えていることが見受けられました。
マッチングアプリの利用頻度が高まっている背景として、恋愛・婚活市場のニーズ変化や、新たな生活様式にフィットしていることが考えられます。
米国においては、3人に1人がオンラインサービスを活用してパートナーを見つけているといわれています(※1)。
日本においても、コロナ禍をきっかけに、さまざまな分野でデジタル化が進んでおりますが、出会いの機会についても2021年以降さらにデジタル化が進むと推測されます。
※1:eHarmonyがスポンサーになり、アメリカで2005年~2012年に結婚した19,000人以上を対象に実施
恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」
「Omiai」は、婚姻率低下や少子化といった社会的課題を背景に、2012年2月に国内でサービス提供を開始した男女の出逢いをサポートする「恋活・婚活マッチングアプリ」です。
サービス開始以降、これまでの累計会員数は600万人超(*)。
「一般社団法人結婚・婚活応援プロジェクト(MSPJ)」に参画し、業界全体の活性化にも取り組んでいます。
*2020年10月時点
記事・写真・図参照/株式会社ネットマーケティングNewsrelease