LINEのマッチング事業参入で婚活市場が激化する!?
LINEといえば、今やだれでも知っていてスマホ利用者のほとんどの人が使っているコミュニケーション・アプリの代表格。
昨年末にYahooと経営統合したことでも話題になりましたが、今度もビッグな話題を提供してくれています。
結婚関連総合サービスの株式会社IBJのグループ企業である株式会社DiverseとLINE株式会社は、両社共同出資による新会社「HOP株式会社」を設立しました。
この記事のもくじ
LINEがHOPでマッチングサービス事業に参入
LINEとDiverseが設立したHOP株式会社は、日本最大級の婚活サービス「youbride」などで出会いの形を支援してきたDiverseの事業に、LINEの高い技術と8,300万人といわれるユーザー基盤を融合したサービスを目指します。
新会社の出資比率をみてみると、LINEが60%、Diverseが40%ということですから、LINE側主体の経営がなされていくものだと思われます。
HOPでは、LINEの高いセキュリティ基準はもちろん、画像認証やパーソナライズなどのAI技術を活用し、信頼性・安全性を担保、またプライバシーの保護も重視した事業を展開をするようです。
Divwerseのマッチングサービスのノウハウを最大限に活用
Diverseは、前述したように日本最大級の婚活サービス「youbride」や恋活サービスの「YYC」マッチングアプリ「poiboy」などを運営し、永らくマッチングサービス事業を展開したきた実績を持っています。
また、政府機関などと積極的に協力しながら自主規制ガイドライン「MSPJ7つの約束」を策定するなど、業界全体の健全化・活性化に取り組んでいます。
そのDivwerseのノウハウに加え、LINEのセキュリティ技術と国内利用者数8,300万人のユーザー基盤を合体させる新しいマッチング事業は、業界地図を一気に変えてしまうかもしれませんね。
他社サービスと比較しても、さくらやなりすまし防止のための本人確認強化、徹底したパトロール・監視など、様々な面からユーザーが安心して利用できるサービスで差別化を目指しているそうです。
現在の段階では、新しいサービスの細かい内容はまだはっきりしませんが、LINEという絶対的なコミュニケーションツールを持ったサービスは、かなりの期待がもてると考えます。
新会社の名称である「HOP」は、、人と人との繋がりの「距離」を「HOP」と名付け、その繋がりを利用してパートナーと出会う、新たなマッチングサービスへの方向を意味しているそうです。
婚活サービス「youbride」のノウハウをどれだけ活かして、新しいサービスを提供してくれるのか?ひじょうに興味深いですね。
LINE株式会社 概要
(1) 名称:LINE株式会社
(2) 所在地:東京都新宿区新宿四丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー23階
(3) 代表者:代表取締役社長 出澤 剛
(4) 設立年月日:2000年9月4日
(5) 事業内容:コミュニケーションアプリ「LINE」およびLINEプラットフォーム上で展開するコンテンツ・サービス、その他ウェブサービス事業、AI事業の提供、運営等
(6) 資本金:96,852百万円(2020年1月末時点)
株式会社Diverse 概要
(1) 名称:株式会社 Diverse
(2) 所在地:東京都千代田区永田町2-10-3 東急キャピトルタワー 13F
(3) 代表者:代表取締役社長 津元啓史
(4) 設立年月日:2013年12月2日
(5) 事業内容:結婚支援事業等
(6) 資本金: 10百万円(2020年1月末時点)