このたび中高年専門の結婚相手紹介サービス、オーネット(旧楽天オーネット)が実施した中高年に対する恋愛や結婚に対する意識調査から、今の中高年は一昔前と違って感覚的に若い人が多く、恋愛や結婚に対してもポジティブでアクティブだという事が推測されます。
オーネットが行った調査は、全国の45歳以上の独身男女、合計826人を対象に、恋愛・結婚関連キーワードに関する意識調査で、中高年にはなかなか興味深い内容となっています。
この記事のもくじ
中高年ではない、「大人」です。
確かに、中高年と呼ばれると、すでに若さもなく枯れてきているなという印象を想像してしまいます。
しかし、現代の中高年は「まだまだそう言われるほどではない、若いやつに負けないよ」という意識が強いようです。
もちろん、身体的には若い人にかないませんが、身体以外では負けていないという自負があるようで、それが自信の背景にあるのでしょう。
総合面ではまだまだアクティブな自分自身を「大人」というキーワードに当てはめているのでしょう。
シニア・熟年というワード
さて、それでは「大人」というキーワードは、年齢的にどこまで通用するのか?
中高年が思う大人からのターニングポイントとなるキーワードは、調査の回答によるとどうやら60歳で大きな区切りがあるようです。
つまり60歳になると自分のことを「シニア」「熟年」と感じる割合が顕著になります。
今の60歳はまだまだ現役で元気なイメージです。2017年に還暦を迎える有名人をみても驚いてしまうことが多々あります。たとえば・・・
男性では、宇都宮隆さん(TM NETWORK)やラモス瑠偉さん
女性では、戸田恵子さんや大竹しのぶさん
など、一昔前のシニアや熟年というイメージではありません。
しかし、やはり還暦60歳、一般的にはどうしても意識してしまうボーダーラインになるのでしょう。
どうやら60歳から枯れてしまうことを意識する人が多いのかも知れませんね。
永遠の理想「恋人」という響き
アベックという言葉が死語になって久しいですが、交際相手との関係を表すキーワードについての設問では、「交際相手=パートナー」という言葉が最も当てはまる結果がでました。中でも魅力を感じる言葉としては、「恋人」が1位となっています。
年齢的に恋人と言うのは照れくさいというイメージがあるのだと思われますが、実はいつまでたっても恋人という言葉に魅力を感じるというのは、なんともロマンティックです。
若い世代と同様の恋愛感覚
調査からわかることは、今の中高年と言われる45歳以上の独身男女にとっては、恋愛や結婚に対してほぼ若い世代と同様の意識だというのがわかります。
デートや恋愛といった言葉は当たり前で、「婚活」や「恋活」という言葉には逆に違和感を持っている人が多くみられます。
さらに、「お見合い」というキーワードの魅力度は一番低く、この年代になっても自由恋愛が当たり前になっています。
60歳までは、恋人がいる大人で、デートや恋愛を楽しむ。
今の中高年の恋愛・結婚感はこの意識に集約されているようですね。
参考:オーネットスーペリア(旧楽天オーネットスーペリア)(独身中高年の恋愛・結婚関連キーワードに関する意識調査)